【インタビュー】Kudasai - Cryptobabyにとって、渋谷web3ハブ「Centrum」とは?
Centrum interview series ● Kudasai, Centrumアンバサダー Cryptobabyさん
日本最大規模の暗号資産コミュニティ「KudasaiJP」を運営する「株式会社Kudasai」、そしてアンバサダーとしてCentrumの軌跡を知る、Cryptobabyさんに、インタビューを実施!
(インタビュアー:Centrum統括 大畑)
■ 「Kudasai」、CryptobabyさんにとってCentrumとは
—— CryptobabyさんはCentrumオープン当初からアンバサダーとして関わってくださっていますが、その頃Centrumに対して抱いていた期待などはありますか?
当時web3に特化型のコワーキングスペースで、しかも怪しくない、明るいクリーンな感じの場所ってなかったから、そういう場所になってほしいと思っていましたね。
—— ちょうど一年ほど経った今、実際どうですか?
だいぶいいです。安心して出入りできるっていうところがいいですね。
—— 嬉しいです。人を紹介する時も、Centrumだったら安心して紹介できるなとか、Centrumだったらいい感じしてくれそうだなとか、そんな存在になれていたらいいなと思っているので「安心」は今後も大事にしていきたいと思います。
——Centrumって色んな活用の仕方があると思うのですが、ビジネスや活動に最も後押しになってる、嬉しいポイントはどこですか?
立地!と、安心感(笑)だからイベントもやりやすいし、人も紹介しやすいですね。
特に最近はイベント多すぎて、皆とりあえず登録みたいなケースも多いし、イベント前後って立て込むじゃないですか。そんな時に、とりあえず渋谷行けば駅からすぐ!みたいなのって嬉しいし、海外の人も安心して呼べる環境なのはポイント高いです。
あとは、自分たち以外でもCentrumを利用するプロジェクトや人が多いから、みんなが場所を認知していて、何かを急に企画することになっても呼びやすいなと感じています。
—— Centrumでイベントを主催していただいたり、スポンサーで入っていただいたりもしていますが、開催側として良いポイントはありますか?
イベントでいつも思うことは、距離感がちょうどいいなということですね。近い距離感をギリギリ保てるラインの最大人数ぐらいのキャパシティがとてもいいです。みんなと話しやすくて、イベントやった意味みたいなものがわかりやすい。その瞬間楽しいだけのパーティにも良さはあると思うんだけど、目的に応じて選ぶといいなと思っていて。
スポンサードについては、基本的には技術系のイベントに関われるのがいいのかな。KudasaiもOmakaseも、関わっているチェーンやプロジェクトに対して提案しやすいし、ユーザーも触れる機会を楽しめる。プロジェクト側もデベロッパー界隈とBD界隈が全然違うことはわかっているから、分けてやるにはちょうどいいなって思います。
—— 関わりがあって仲良くしているチェーンやプロトコルに対しての貢献的な形で、テックイベントにスポンサーで入るのって一つのモデルケースですよね。
そう。今までも多分やってた人もいると思うんだけど、結構ただ善意でやってるみたいな感じだと思うんです。それってちょっとアンフェアじゃないですか。なのでKudasaiとして協力して、集客含め色々手伝いつつスポンサーするっていうのがベストかなと思います。
——もし違う企業にCentrumをおすすめするなら、推しポイントはどんなところですか?
定期的なイベントが開催できたり、参加できることですかね。強固な信頼関係って一日のイベントじゃできないですし、定期イベントをやり続けることで本当のコミュニティって作れると思うんです。Centrumでやっている、Avalancheの定期イベントとかすごくいいと思います。
■ web3業界で多面的に活躍する「Kudasai」について
——あらためて「株式会社Kudasai(以下Kudasai)」「株式会社Omakase(以下Omakase)」とは?
「KudasaiJP」は、2020年にUniswap(ユニスワップ)のDeFiトレーディンググループから始まったコミュニティです。
当初は本当魔界で、みんな突撃しにいくみたいな感じのグループだったんですけど(笑)一、二年経って人数も増えて規模が大きくなって、プロジェクトからマーケティングの依頼が来るようにもなったので、会社「Kudasai」にしたっていうのが始まりですね。
で、そこから会社として一年ほどやっていく中で、やっぱり各プロジェクトとは短期的に関わるだけではなくて長期的な関係性を持ちたいと思って。そこでバリデータをやろうという話になって、「Omakase」というバリデータの会社を立ち上げました。
——会社としては、OmakaseはKudasaiの中の技術部門子会社的な存在で、Kudasaiがコミュニティマーケ支援、Omakaseがバリデータという区分があるという理解でよろしいでしょうか?
そうですね。Kudasaiでコネクションを作ったりリサーチをしたり、それを元にOmakaseがじゃあバリデータやりましょうみたいな感じで。
ただ、やっぱりKudasaiではコミュニティのみんなの意見をちゃんと反映させたいと思っていて、もちろん繋がりはある状態なんですが、KudasaiとOmakaseは完全に分けています。
ちなみにKudasaiは、ザ・マーケティング会社!ではなくて、グローバルのトレンドを意識しながら、コミュニティが興味あるものを日本にローカライズしていくっていう感じですね。
—— ところで、Omakaseのサポートチェーンの対応数がかなり多いですね!
私もびっくりしてます(笑)心配になるくらい増えてて、大丈夫かなって。
—— それはエンジニアチームに対する心配ですか?
いや、エンジニアチームは結構強いからそんなに心配してないですね。大丈夫かなっていうのは、結構市場に左右されるから。チェーンがどんどん増えていく中で、今後はより採用基準を高めていかなきゃいけないのかな。って、私は思ってる(笑)
まあ、正直クリプトって本当に何がいつ当たるか分からないから、たくさんやってどれか一個当たればいいみたいな考えもあるし、リスク分散になりそうな感じもするんですよね。ただ、バリデータは始めちゃったらやめづらいというのもあるので、そこは気をつけなきゃいけないですね。
—— エンジニアチームはどうやって組成したんですか?
コミュニティメンバーからの採用ですね。Omakaseは幸いなことに、KudasaiJPコミュニティメンバーにbot運用していたりバリデータを個人的にやっていたりという人がそれなりにいるので、コミュニティの中でちゃんと信頼関係ができている人を採用して、メインでお願いしています。
—— Kudasaiとあたらしい経済が運営している企業向けweb3コミュニティ「Web3 Business Hub(WBH)」の目的や戦略、目指すゴールなどをお聞かせください。
もともとKudasaiが個人投資家のグループだったっていうのがあって、日本で会社としてやっていく上でto B向けのコミュニティもほしいと思った、というのが第一ですね。
やっぱり日本のガラパゴス化をやめたいなっていう思いがあって、グローバルの状況とか、今のトレンドがどうなってるとか、今後どうなっていくとかっていうところを、一緒に模索していけたらいいなという思いでやっています。
—— 企業向けのweb3コミュニティを、ブロックチェーン/暗号資産(仮想通貨)/Web3専門メディアであるあたらしい経済と一緒にやろうと思った理由はありますか?
一緒にやっている理由は、あたらしい経済が好きだから。
——それが一番いい。
■ これからについて
—— Kudasai、Omakase、Web3 Business Hub(WBH)と、to C ・to Bと対分散システムへの貢献をしていて、その先に期待することや描く未来はありますか?
やっぱり昔と比べて詐欺っぽいイメージが薄れてきているとは思うんだけど、まだまだ実態はちょっとそれに近いのかなっていうものが多くて、そういうのは個人的にげんなりするから…社会にインパクト?を与えるようなことができたらいいなと思う、なかなか難しいけど。社会に浸透していくっていう未来が今のままだと見えづらいなと思うので、それは変えていきたいですね。
——なるほどなるほど。インパクトの与え方として、バリデータを手段として、クリプトのインナー・サークルだったり最先端を走っている人たちの近くだったりに居続けること、あるいはto Bのweb3ゲートウェイになることが、何か新しいことが生まれるための仕掛けっていう考え方もできますね。
そうですね。私はいわゆるマスアダプションに興味があるけど、Kudasaiとしては結構金融的なインパクトを求めていて、ETFとか、Babylonとか、EigenLayerみたいなところをどんどん広めていきたいなっていう感じですね。
——Cryptobabyとして個人的に、技術的なことは度外視してこうなったらいいなと思うことはありますか?
この業界に長くいると、お金以外で人を幸せにできることがあんまりなくて結構辛い。例えばアーティストだったら、歌とか演奏でみんなを幸せにできる、そういう金銭的だけじゃない、やりがいのある仕事に変えれたらいいなと思います。
あと、ビルダーのコミュニティをやりたいなと思っていて。ビルダーが定期的に議論やコミュニケーションができるようなコミュニティを作りたいなと考えています。
—— 最後に、Centrumに期待することや何かアイディアがあればお聞かせください。
これは私が個人的に思うことだけど、プロジェクトの世界観を簡単に表現できるといいなみたいなのがあって。やっぱり空間が自分たちの好きなもので埋め尽くされてるだけで、人って気分変わるじゃん。プロジェクターとか、何かデジタルなものでさらに表現できると魅力がさらに増えるのかなって思ったりしますね。
Kudasai/Omakase、そしてCentrumアンバサダーのCryptobabyさん、ありがとうございました!
■ 株式会社Kudasaiについて
株式会社Kudasaiは、2020年に創設された日本最大級の暗号資産コミュニティ「KudasaiJP」を起点として設立されました。株式会社KudasaiはWeb3企業のみならず、Web3に関わる全てのプロジェクトや企業の成長を支援する企業です。ブロックチェーンスタートアップの計画・開発やアドバイザリー、コミュニティ拡大まで、多面的かつ包括的な成長支援ソリューションを提供しています。アドバイザリー部門の充実も図っています。また、技術部門子会社である株式会社Omakaseを通じて、技術提供やバリデータ運営も行っています。
会社URL:https://kudasai.co.jp
X:https://twitter.com/kudasai_japan
お問い合わせ:contact@kudasai.co.jp
■ 渋谷web3ハブ「Centrum」とは
「Centrum」は、2023年8月に渋谷駅前にオープンしたweb3特化型コミュニティスペースです。おもにコワーキングスペース・イベント会場等として、日本国内外のweb3プロジェクトを誘致し、文化的資産の豊かな渋谷においてweb3領域でのアジアのハブとなることを目指し、国内外のweb3スタートアップ企業やプロジェクト、またweb3領域との連携を試みる企業それぞれに価値を提供しています。技術者、起業家、イノベーターらが一堂に会し、新しいアイディアやプロジェクトを生み出すための空間を提供しています。
Official website:https://centrum.studio
2023年8月のオープン以降、累計来館者数は約5,500名となり、現在では月間約500名の方にご来館いただいております。イベント、コワーキングスペースへの入居、会社登記をご希望の方や、Centrumに関するご相談やご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
Centrumへのお問い合わせ:https://centrum.studio/contact
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